どうも!おーたんです♪(Instagram)
※本記事はこちら↓の動画の補足的内容です。
というわけで、公道を走れる電動キックボード(電動キックスクーター)を購入しちゃいました!
おーたんが選んだのはこちらのモデル↓
ここでは主に、動画内で説明しきれなかった電動キックボードT9の保安部品の詳細をメインに、ライバルとの違いについて解説していきます。
電動キックボードT9の保安部品をZERO9と比較
電動キックボードT9のライバルと言えば、まったく同じ作りのZERO9を挙げないわけにはいかない。
この2台は600Wという定格出力に時速40キロという最高速度、最大45キロの走行を可能とするバッテリー、前後ブレーキやサスペンションに折り畳み機構など、細部に至るまで同じ仕様。
違いがあるのは公道走行モデルにおける保安部品のみで、これらはそれぞれの販売元がセットにしてパッケージングしているのだ。
- T9の販売ページ→POWERZONE(Yahoo!ショッピング)
- ZERO9の販売ページ→ 電動キックボード ZERO9 購入申込みサイト(K-Mobility)
つまり、T9とZERO9を比較するときは保安部品を比較すればOK。
というわけで実際に保安部品を見ていくと、特に安全性の面からT9の方がおすすめだということがわかる。
各パーツごとに詳しく見ていこう。
ウインカー
こちらがT9のウインカー。
クリアレンズで光量もあり、どの方向からでも視認しやすい。
操作はハンドルに固定したリモコンで行う。
普通のバイクと一緒・・・とまではいかないけど、取り付け位置を調整すれば、ハンドルを握ったまま親指でリモコンを操作することが可能で、操作性も許容範囲内。
一方、ライバルのZERO9のウインカーはグリップの両端に設けられており、車体後方にはウインカーがない↓
引用元:公道走行可能な電動キックボードZERO9購入予約サイト
これは道路運送車両の保安基準においては不適合とはならないけど、単純に後ろから見えにくいのは危ないと思う・・・。
操作方法自体はシンプルでわかりやすく、ライト部分がそのままスイッチになっていて、押せば点滅する。
だけど、片手を放して手のひらでスイッチを押すのはあまりおすすめできない。
立ち乗りの電動キックボードの場合、自転車の片手運転以上にバランスを崩しやすいからね。
そもそも、ウインカーを操作するときって交差点に向かって減速するときがほとんど。
となると、ブレーキ操作のためにハンドルから手を放すことはできず、ブレーキレバーを引きつつ、小指でウインカーを押さないといけない。
大変そうだし、確実な操作ができるかちょっぴり不安。
ちなみにZERO9に付属するのは「WingLights360」というウインカー(だと思う)。
お値段はだいたい1万円くらいするみたい。
「WingLights Fix V3」というボタン電池仕様もある。(CR2032×2で半年持つらしい)
T9に付属するのは「Carry Bright スマートウインカー」で、こちらは8,400円ほど。
こちらはリモコンのみCR2032電池式で最大稼働時間は6ヶ月。
ウインカー本体はUSB充電式で、おーたんは出かける前にモバイルバッテリーなどで充電してから使っている。
単純にコストはZERO9の方がかかっている計算だけど、やっぱり後ろにウインカーがないのが気になるところ。
ミラー
引用元:公道走行可能な電動キックボードZERO9購入予約サイト
画像の通り、ライバルモデルZERO9のミラーは右側のみで、左側には設けられていない。
これも別に違法ではないけど、多くの原付バイク(スクーター)が左ミラーを標準装備することからも、あった方が安全に繋がるのは明らか。
T9には左用、右用のミラーがそれぞれ同梱する。
実際に他の交通に交じって公道を走る以上、こういうところは見た目より安全性を取りたい。
ナンバー灯
ナンバープレートを照らすライトのことで、正確には番号灯という。
現行のZERO9にはこれがないみたい。
第 36 条 自動車の後面には、番号灯を備えなければならない。ただし、最高速度 20 キロメートル毎時未満の軽自動車及び小型特殊自動車にあつては、この限りでない。
引用元:道路運送車両の保安基準【2003.09.26】第 36 条(番号灯)
T9もZERO9も同スペックで、「20キロメートル毎時」以上のスピードを出せるため、番号灯は必須のはず。
調べてみるとZERO9もどうやら初期のころは番号灯(番号等付ステー↓)がついていたらしいんだけど。
これめっちゃええな・・・。
なぜなくなったのかわからないけど、現行のZERO9はおまわりさんに指摘される前に何らかの対策が必要だと思う。(原付登録ができても整備不良とみなされる恐れあり)
とはいえ、T9の番号等もかなりシンプルなポン付け品なので、ZERO9に適当なライトを後付けしてもOK。
電動キックボードT9の方がお買い得!
保安部品の違いのほかに、T9を選んだ理由がもう一つある。
それは入手経路の違いで、ZERO9は専用サイトから、T9はYahoo!ショッピングから購入可能。
T9とZERO9は保安部品の違いはあれど、価格は119,800円(税込み)と同じ。
Yahoo!ショッピングならポイントがつくので、そのぶんお買い得というわけ。
金額が金額なだけに意外と馬鹿にならない差になる。
T9はYahoo!ショッピング経由とはいえ、保証はしっかり受けられるようなので安心して大丈夫。
T9の保証期間はパーツごと定められており、詳しくは販売ページの商品説明欄を参照のこと↓
T9とZERO9以外の公道走行可能な電動キックボード
先述の通り、T9とZERO9は同一のスペックを持っていて、しかもそのスペックは他のモデルと比べるとかなり優秀。
そもそも、600Wというモーター定格出力は原付一種として登録できる数値としては最大なので、日進月歩の分野とはいえ、動力性能そのものについては数年後もトップクラスを維持できると思われる。
少なくとも現時点では600W以下で最高速度が時速40キロに達するモデルは結構レアなのだ。
それだけのポテンシャルがあれば、法定速度の時速30キロで公道を走っても安定感抜群。
一方、例えばドンキで販売されていた電動キックボード(FG-ESR002-BK)は定格出力200Wで、最高速度も時速25キロ。
しかもこちらは保安部品の不備があって現在販売停止中・・・。
既に原付登録ができている場合も整備不良で取り締まりの対象となるみたい。
Makuakeにて先行販売が行われた「X-SCOOTER LOM」も「Highモードで25km/h以上」といった記載しか見当たらない。
おしゃれな見た目だけど、個人的にはフレームをまたぐ必要があるのが気になる。
横乗り感がなく、キックボードっぽくない。
ただ保安部品を含めた品質はかなり高そうで、こっちの方が実用性重視な感じかな。
十分に検討の価値がある1台だけど、おーたん的にはT9やZERO9の方が好み。
引用元:BLAZE EV SCOOTER(ブレイズEVスクーター)|BLAZE PORTAL SITE
BLAZE EV SCOOTERは電動キックボードというよりは立ち乗りできる電動スクーターといった感じ。
定格出力は350Wで最高速度はおよそ時速30キロ。
サドルがあるので電動キックボードらしさを求める人にとってはちょっと違うかもしれない。
重量も24.8kgとやや重め。
まぁ重さに関しては防犯性にもつながるので一概にデメリットとは言えないけどね。
こういったモデルと比べても、やはりT9とZERO9はかなりハイスペックと言えそう。
あとT9とZERO9はハンドルの高さの調整幅が広いのもお気に入りのポイント。
おーたんはハンドル高めの方が運転しやすく感じた。
一応、ここに挙げたもの以外でも自分で保安部品を取り付ければ原付登録をすることは可能。
ただし、原付登録をするには販売証明書や車体番号などの申告(提出書類への記載)が必要となるので、最初から公道走行を視野に入れたモデルを購入した方がリスクも手間も小さいと思う。
また定格出力が600Wを超えると原付一種として登録することはできなくなり、かつサドルが必要になるという情報もあるので注意されたし。
あとがき 電動キックボードT9で走った感想
今回買った保安部品付きのT9は、原付一種として登録することで公道を走れるというのが最大のウリ・・・。
なんだけど、実用性以上に走っていてとにかく楽しい。
「普通はキックボードってこのくらいのスピードだよな」っていう先入観がある分、実際に走ってみるとかなりの爽快感が感じられる。
初めて原付バイクで走ったときの感動がよみがえった。
原付一種扱いなので普通自動車免許で運転できるのも魅力の一つで、二輪経験がない人でも十分遊べるぞ。
(小型特殊自動車免許のみの場合を除き、免許証を持っていれば運転することが可能)
ネックになるとすれば置き場所かなぁ。
防水性や防犯性が低いので外に置きっぱなしにすることはできず、我が家の場合はハイラックスに積みっぱなしにするか、部屋で場所を取らせるかの半々って感じ。
エレベーター無しの上層階とかだと不向き。
こういった点から誰にでもおすすめできるものではないけれど、うちの場合は買って良かった!
もし置き場所に困らないようであれば、もう障壁は何もなし。
あなたも「ちょっとコンビニまで」のついでに風を感じてみてはいかが?
※公道を走る場合はヘルメットの着用を忘れずに!
※キャンプに持っていくのも楽しそうだけど、気を抜いてうっかり飲酒運転などしないように!
ZERO9乗ってますが、ナンバー灯は付いてますよ?
あとウインカーが本体給電の左ハンドルバーの集合スイッチ式でした。