ついに日本上陸!ヒアリの危険性とは?特徴や対処方法を調べてみた!

ヒアリ 害虫対策

最近テレビで盛んに取り上げられていて気になるニュース。

それがヒアリの日本上陸

アウトドアを楽しみたい人たちにとっては他人ごとじゃないよね。

今回はそんなヒアリの脅威について調べてみたぞ!

 

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ヒアリとは?

ヒアリ=火蟻=ファイアーアント

強い毒針を持って、刺されると激しい痛みとともに腫れたり、場合によっては命を落とすことも・・・。

先月(2017年6月)についに国内で初確認され、このひと月ほどで急激に発見報告が増えている。

 

命を落とす危険があると知ったら、キャンプ好きとしては予防のためにも勉強しないわけにはいかない!

その特徴や対処方法を知っておこう!

 

ヒアリの見た目や特徴

ヒアリ

まずは見た目の特徴から。

  • 赤っぽい茶色でつやがある。おなかが黒っぽい。
  • 細くて小さい。背中にこぶが二つある。
  • 体の割に大きな顎を持っている。
  • 触角の先端2節が太い。

おーたんは虫があんまり好きじゃないんだけど、キャンプの楽しさと安全のためには仕方ない。

写真を凝視して特徴を頭に叩き込もう・・・笑

 

ヒアリは畑や公園に巣を作ることもあり、数十万匹で群れを作るらしい。

農作物も食べてしまうらしいので、その辺りの被害も今後出てくるのかな・・・。

 

巣は土でできた山のような蟻塚で、深さは1mを超えることもあるんだとか。

巣が攻撃されると何千匹何万匹と出てきて襲い掛かってくるらしいよ。

 

わらわらって時点で毒なくても怖え!

 

ヒアリの危険性

国際的には侵略的外来生物(世界の侵略的外来種)ワースト100にも入るヒアリ。

そんなヒアリの危険性を象徴するのが、おしり(おなか)に持つ毒針

刺されるとものすごい痛みを伴うらしい。

なんせ火傷のような激しい痛みが名前の由来らしいし。

しかも場合によっては一匹一匹が何度も繰り返し刺してくるんだとか・・・。

こわい。

 

この毒針に刺されると、手の震え、はきけ、動悸、視野が狭まるなどの症状が出て、場合によっては死に至るとのこと。

 

「アナフィラキシーショック」という言葉を聞いたことがあるだろうか。

これはスズメバチに刺された場合などに起こることで有名。

一度毒を持つ虫に刺されると、人間の体にはその毒に対する抗体ができる。

抗体を持つ人が再び同じ虫に刺されるとアレルギー反応を起こし、この反応の激しい状態がアナフィラキシーショックと呼ばれるんだ。

このアナフィラキシーショックの危険性から、別名「殺人アリ」と呼ばれることも!

 

このため、一度刺されて大したことがなかったとしても油断してはいけない

刺されて大して体調に変化がなかったとしても、できるだけ病院で診てもらい、今後の対処方法などを教わっておこう。

 

もし刺されてしまったら?

万が一刺されたら、一番はパニックにならないことが大切

先にも述べた通り、こういった毒を持つ虫にやられた際に一番怖いのはアナフィラキシーショックの存在。

まずは安静にし、冷静に体調の変化に注視する。

キャンプの持ち物(小物編)でも挙げたポイズンリムーバーがあれば試してみるのも良いかもしれない。

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そしてできるだけ早く皮膚科や内科などの病院へ駆け込み、「アリに刺されたこと」と、症状がひどい場合は「アナフィラキシーショックの可能性」を伝えるように。

 

また症状が重そうだと感じたら躊躇せずに救急車を呼ぼう!

 

ヒアリ対策

まず見かけたら絶対に近づかないこと

先ほども書いたけど、巣を攻撃すると大量のヒアリに反撃される恐れがあるぞ!

 

一応従来の蟻に効く殺虫スプレーの類は一定の効果があるみたい。

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ヒアリの国内発見のニュース以降、フマキラーの株価が28年ぶりの高値を付けたらしいし、やっぱり注目度は高いってことなのかな。

でも巣を見かけたからといって安易にスプレーするのは大量のヒアリを刺激させることになるのでかえって危険かも?

Twitterなどでは「在来種がヒアリと戦ってくれるからむやみに殺虫スプレーを使うべきじゃない」なんて意見もあるけど、実際はどうなんだろうね・・・。

在来種が多少の抵抗にでもなるのなら、アリだからといってむやみにスプレーするのはヒアリの勢力拡大を助長する可能性もあるかもしれないね。

 

脱いだ靴の放置も危険とのことなので、今後キャンプではテントの外に靴を放置するのはNGになってくるんじゃないかな。

簡易靴箱でも考えようかな・・・。

 

この他にもベビーパウダーを靴やズボンに振っておくと、滑って登ってこれなくなるなんて対策もあるぞ。

 

既に一度刺されているとアナフィラキシーショックの恐怖は相当なモノ。

こういった場合は医師に相談することでエピペンと呼ばれる自己注射薬や抗ヒスタミン剤内服薬などをあらかじめ処方してもらうことも可能だ。

 

まとめ

こういう外来の毒を持つ虫ってものすごい怖いイメージがあるけど、いろいろ調べてみると即死っていうほど危険なものではないみたい。

とりあえずは見かけても刺されても、まずは冷静に対処することが大切

とは言え、キャンプ好きとしては今後もしっかりと情報収集して勉強しないとなぁ。

 

小さな子供をキャンプに連れていく身としては、ヒアリかどうかを見分けようとするよりも、とりあえずどんなアリも触らせないということを徹底していきたいと思う。

またどんな影響があるかもわからないので、安易な素人判断で対処しないようにも注意していきたい。

 

ついに西日本だけでなく東京都(品川)でも発見されたヒアリ。

高い繁殖能力を持つらしいので、恐らく全国に広がるのを防ぐのはもう難しいんじゃないかな・・・。

少なくとも今よりももっと人とお金をかけて対応しないと全然間に合わないと思う。

なんとか拡大を防げると良いんだけど・・・。

 

何にせよ、今後の動向に注視していこう。

 

ではでは。