どうも!おーたんです♪(Instagram)
国内唯一のピックアップトラック、ハイラックス。
「せっかくの荷台にトノカバーを取り付けるなんて!」っていう意見もあるけど、実際に取り付けてみるとかなり便利。
荷物の落下や雨を防げて、特にハードトノカバーは鍵もかけられるので防犯にもなる。
我が家はキャンプ用の車としてハイラックスを購入したので、今後もハードトノカバーを外す可能性はかなり低い(あるとすればキャノピーへの載せ替えか)。
ただし、このハードトノカバー、ネット上では「ロックのかかりが悪い(閉まりが悪い)」というネガティブな意見も散見される。
実際、おーたんもこの症状には覚えがある。
しかし、それが致命的な欠点かというとそんなことはない。
なぜならこのロックのかかり具合、12mmのレンチ一本でお手軽に調整することが可能なのだ。
ハードトノカバーのロックがかかりにくいことがあるのは事実
まず正直に言おう。
「ハードトノカバーのロックのかかりが悪く感じられることがある」というのは、事実である。
具体的には、ただ閉めただけでは両端のロック部がちゃんとロックされず、再びトノカバーを持ち上げるとそのまま開いてしまう。
もちろん個体差は存在するだろうし、最初からバッチリ調整されていて、かつガチガチに固定されていたなら、この現象に遭遇しない可能性も大いにあり得る。
ただ、現実問題として我が家のハイラックス&ハードトノカバーの組み合わせでは徐々にロックのかかりが甘くなる現象が感じられたし、となればネット上で囁かれる同様のレビューも事実だろう。
なぜハードトノカバーのロックはかかりにくくなってしまうのか
いろいろな意見を見聞きすると、どうもロック部分のかかりが悪いという症状は、納車された直後、取り付けた直後にはあまり感じられないみたい。
つまり、徐々にロックのかかりが悪くなってしまうということ。
この理由は、単純に「ロック関係のパーツの位置がずれてしまうから」ということになるんだけど、これは大きく2つに分けて考えることができる。
動画では詳しく話しきれなかった部分も含め、まとめていきたいと思う。
ロックのかかりが悪くなる理由1.ストライカーの位置ずれ
ハードトノカバーは、荷台側に設けられたストライカーと呼ばれるパーツが、トノカバー側に設けられたロック機構にハマることでロックされる。
しかし、何度も何度も開け閉めをしているうちに、徐々にストライカーの位置が下がってしまう可能性があるのだ。
ストライカーには縦に2本の長穴が設けられていて、そのおかげである程度幅広い調整が可能となっている。
それはそれで良いんだけど、反面その自由度の高さから、どうしても位置がずれる可能性が生じてしまうのだ。
ロックのかかりが悪くなる理由の大半はこれだと思う。
ロックのかかりが悪くなる理由2.ストライカー以外の位置ずれ
もっとも可能性が大きいのはストライカーの位置ずれではあるものの、厳密に言えばハードトノカバーを開け閉めしているうちにズレるのはストライカーだけとは限らない。
ハードトノカバーは構造自体は比較的単純なものの、ストライカー以外にも随所に長穴による調整箇所がある。
またサイズも大きいため、ほんの少しの角度のズレが、離れたところに大きな影響を与える可能性もある。
実践!ハードトノカバーのロック部調整方法
わざわざ調整が必要なんて聞いたら「ハードトノカバー、ダメじゃん」って思うかもしれないけど、実はこのロックのかかり具合、たった一つの工具、具体的には12mmのレンチ一本でお手軽に調整することが可能。
そんなに苦ではないので、気になったらぜひ参考にしてみてほしい。
作業準備と現状の確認
まずはテールゲートを開けた状態のままハードトノカバーを降ろして、現状を確認しよう。
ハードトノカバー側のロック部と、荷台側のストライカーの位置関係をチェック。
あとで元に戻せるように、スマホなどで写真を撮っておくのがおすすめ。
ストライカーの調整
いろいろ手を出すと調整が複雑になってしまうので、まずはストライカーのみに絞って調整してみるといい。
具体的には、ストライカーを固定するナットを緩めて位置を調整し、締め直すだけ。
ナットのサイズは12mm。
ナットを2つとも緩めると、ストライカーに設けられた長穴に沿って上下に動かせるようになる。
ストライカーの位置が高すぎると、トノカバーと荷台の密着が弱まり、横風で雨などが侵入する原因となりかねない。
そのため、あまり一気に上げすぎないように気を付けよう。
反対側も同様。
どちらかが高すぎると反対側のロックがかかりにくくなるかもしれないので、開け閉めしながら微調整する。
良い感じになったら、ストライカーを固定するナットを増し締めして終わり。
ストライカーの上下だけで改善されない場合
これについては、先述の通り、何らかの理由でストライカー以外の位置ずれが生じたか、あるいは取り付け時から調整が適当だったか・・・。
ストライカー以外で簡単に調整出来て効果が高いのは、トノカバー側のロック部分を丸ごと前後に動かす方法。
正直使っていてここがズレる可能性はあまりないとは思うんだけど、とにかく閉まり具合の改善には抜群に効果がある。
調整の方法はストライカーとほとんど同じで、12mmのレンチでナットを緩めたら、あとはストライカーに合わせながら位置を決め、再び締め直すだけ。
実際にどのくらい改善するのかは、ぜひ動画でチェックしてみてください。
あまりの改善具合に喜びを隠しきれず、ウキウキしながらしゃべっています・・・笑
まとめ│ハイラックスのハードトノカバーは簡単に調整できる
要点をおさらい。
- ハードトノカバーは徐々にロックがかかりにくくなる可能性がある
- 改善するには、まずストライカーを上下に動かすのがお手軽
- それでもだめなら、トノカバー側のロック部分を前後に動かすと良いかも
こういったポン付け品は最初の取り付けの良し悪しの影響もあって、個体差がつきもの。
なので、必ずしも改善するとは限りませんが、あまりにもロックがかかりにくいようであれば、試してみる価値はあるんじゃないかな。
もしかすると取り付けた店舗(ディーラー)でも無償で調整してくれるかもしれないので、自身がない人はまずはお店に相談してみると良いかも。
ハイラックス関連の発信をしていて、「ハードトノカバーは締まりが悪いらしいですね」ってよく聞かれるんだよね。
確かに徐々にロックは甘くなったんだけど、実際にやってみると簡単に調整できるので、個人的には許容範囲内。
作業時間も大体10分~15分程度。
ロックが甘くなるのも本当に徐々に進行するイメージなので、余力のあるときに調整すればOK.
こういった車ならスパナで調整するのも楽しみの一つ!
・・・と思えば、妥協できるよね?笑