どうも!おーたんです♪(Instagram)
最初に言っておきます。
夏キャンプは冬キャンプより大変。
何が大変かって、やっぱり暑いんですよね、単純に。
冬に活躍するヒーターや暖炉はテントの中でも使えるけど、夏に活躍するクーラーはテントの中じゃ使えない。
冬は着込めばある程度暖かくできるけど、夏は脱ぐにも限界があって、川に入ってやっと快適なんて日もある。
じゃあ夏キャンプに行かないかというと、
行く。超行く。
「暑い」より「キャンプ楽しい」が圧倒的に勝る。
子供も夏休みでイベントに飢えてるし(うちは季節関係なくキャンプしてるけど)。
さて、いざ夏キャンプへ行くとなれば、可能な限り快適なキャンプにしたいところ。
暑くて寝苦しいキャンプなんて絶対イヤだよね。
というわけで、今回は我が家が実践する「夏キャンプを快適に過ごす方法」を改めてまとめてみた。
ポイントは次の3つ。
- まずは暑くなりすぎないように「日差しを遮ること」。
- そして涼しむために「風を使うこと」。
- 暑くなってしまった身体を冷やすために「冷感を意識すること」。
便利グッズもまとめてみたので是非参考にしてみてね♪
1.夏キャンプは強い日差しを遮って暑さ対策!
夏キャンプ最大の敵は強い日差し。
逆に言えば、この日差しさえうまく遮ることができれば、体温や周辺気温の上昇を最小限に抑えることができるってわけ。
夏キャンプにタープは必須!
みんなも日陰に入った瞬間涼しく感じた経験ってあるよね。
この日陰を作るのに便利なアイテムが「タープ」。
いろいろなタープが市販されているけど、夏キャンプを快適に過ごすなら遮光性の高さにこだわりたいところ。
我が家が普段愛用しているDODのナチュラルタープは見た目こそおしゃれで使いやすいんだけど、正直に言うと遮光性はそこまで高くない。
そのため、一応日陰にはなるけどあまり涼しくない、というか暑い。
真夏のタープ下はサウナ状態・・・。
この経験を経ておすすめしたいのが、厚手で色の濃いタープやコットン系素材のタープ。
特にコットン系素材のタープは高い通気性と吸湿性を持っており、かつ生地内(繊維内)に空気の層があるため熱を通しにくく、幕の下は夏は涼しく冬は暖かい。
加えて結露もしにくく、火の粉にも強いという万能っぷり。
ポリコットン素材、いわゆるT/C(テトロン/コットン│テトロンはポリエステルの商標)のタープなら純粋なコットン生地と比べて軽量で耐水性も高く、更に汎用性が高い。
コットン系のタープは保管の際に十分乾燥させて風通しの良い場所で保管しないとカビなどが発生しやすいというデメリットを持つけど、逆にそこに気を付けて管理できれば多くのメリットを得ることができるのだ。
良いタープを使えば涼しい日陰を作れる。
単純だけど最も効果的なので是非一度見直してみよう。
ちなみに林間のキャンプ場ならタープがなくても日が遮られたりすることもあるけど、虫が落ちてこないとも限らないので個人的にはタープは必須!
朝の日差しは見落としがち
テントの外で過ごす分にはタープの遮光性にこだわれば解決するんだけど、問題はテントの中。
もちろんテントそのものでも日差しを遮ることは可能なんだけど、タープと違ってほとんどのテントは内側に温まった空気がこもりやすいため、どうしても幕内の温度は上がりがち。
とはいえ、なんだかんだ言っても寝る頃には日差しは当たっていないわけで、テントを閉めきってでもいない限り大きな問題にはならないんだけどね。
・・・と思って意外と見落としがちなのが朝の日差し。
夏場は早朝に太陽が昇り始め、日が当たると急速に幕内の温度が上昇していく。
「テントの中が暑くて目が覚めた」なんて経験、思い当たる人も多いのでは?
これも遮光性の高いTC生地のテント、例えばテンマクの「サーカスTC」などであれば影響は小さいと言える。
サーカスTCは冬に土間のまま使う人が多いけど、フルメッシュのインナー設定もあるので実は夏でも使いやすい。
元々がTC生地にしては割安なので、別売りのインナーをセットで購入してもそこそこリーズナブル。
ファミキャンならBIGサイズがおすすめ↓
また、朝日の影響を少しでも軽減するために、日の昇る方角にタープを設営したり車を置いておくのも一つの手。
特に我が家のようにワンポールテントを設営する場合、テントとタープを連結してしまうことも可能なので、テントに直接朝日が当たることも防ぎやすい。
とはいえ、真夏ともなれば何をしてもテント内の温度が上がるのは時間の問題。
できるだけ早寝早起きを心がけて「日が当たる時間帯にテント内にいないこと」が一番確実な暑さ対策だと思う。
2.風を使って夏キャンプを快適に過ごそう!
先ほど「ほとんどのテントは内側に温まった空気がこもりやすい」と書いたけど、逆に言えば、「幕内の空気を上手く換気できればテント内も快適になる」ということ。
というわけで、お次は「風」に関連するポイントやアイテムをご紹介。
扇風機が大活躍!
なんだかんだでこれが最強。
やっぱり風が当たると体感温度は全然違うし、実際に汗が蒸発する際の気化熱で体温を下げてくれるので熱中症対策にもなる。
中でもテントの外でも人目を気にせず気軽に使える卓上タイプがおすすめ。
一般的な家庭用扇風機のサイズだと雰囲気も崩れやすいしね。
卓上タイプの扇風機には主に電池式と充電式、USB給電式の3種類があるけど、強いて言うならおすすめは充電式。
電池式よりバッテリー管理が簡単で、物によってはモバイルバッテリーからUSB給電しながら使うことも可能。
充電後は充電ケーブルを取り外せばごちゃごちゃしにくい点もメリット。
一方、電池式には充電池が使えるというメリットが、USB給電式には日常と兼用しやすい(オフィスなどで使いやすい)というメリットがあるので、お好みで。
給電方法よりもこだわりたいのが動作音と首振り機能。
就寝時にも使うことを考えるとこれらは結構重要なポイント。
ちなみにおーたんが使っているのは無印良品のUSB扇風機。
普段は職場でも使っているんだけど、低騒音タイプで他の人が使っているUSB扇風機より圧倒的に静か。
首振りタイプもあるので気になる人は無印良品のお店へGO。無印良品の通販はこちら【無印良品 扇風機(LOHACO)】
大きなテントで使うならサイズから選ぶのもアリ。
基本的にはサイズが大きい方が強い風を生み出しやすいからね。
扇風機は火起こしや焚き火の際にも大活躍するので、おーたんは季節を問わず毎回持って行っているぞ!
メッシュのあるテントは快適
夏場は虫が出るため、いくら暑くても全開状態のテントで寝るわけにはいかない(そもそも防犯上も良くない)。
しかし、出入り口にメッシュのあるテントであれば、虫の侵入を阻止したうえで十分な通気性を確保することが可能。
中にはDODビッグワンポールテントのインナーのように全面メッシュのテントも存在する。
引用元:ビッグワンポールテント(ベージュ) – DOD(ディーオーディー):キャンプ用品ブランド
このサイズだと少し大きすぎるけど、メッシュの多いテントをタープの下に設営するのもあり。
いわゆるカンガルースタイルに近いスタイルで、万が一雨が降ってもタープが屋根代わりになってくれるので安心。
もちろん、テントより一回り大きなタープが必要なんだけど、中には低めに張ったタープの下にメッシュで覆われたコットやハンモックを設置して寝るソロキャンパーもいるくらい。
お手軽なのでソロキャンにも興味があれば覚えておいて損はないかも。
コットを使うと涼しい
先述の通り虫対策にインナーテントは必須なんだけど、インナーの中でもコットを使うと快適性はアップ。
コットで高さを稼げば風も受けやすく、また下に空気が流れるのでマットに寝るより蒸れにくい。
というわけで、コットの下に風が流れるように扇風機を設置しておくと快適♪
特にメッシュ生地のコットは比較的ゆったりとした寝心地になる傾向にあるようで、風を感じやすく夏にぴったり。
ちなみにおーたんはベンチで寝たこともあるんだけど、やっぱりマットに寝るより涼しく感じられたよ(快適ではなかったけど 笑)。
テントの床の痛みが気になるならレジャーシートや銀マットなどを敷いておくと良いかも♪
意外と効果的な「打ち水」
打ち水とは、簡単に言えば水を撒くこと。
打ち水の効果はいくつかあるんだけど、代表的なのが次の3つ。
- 地面及び周辺の温度が下がる
- 風が発生する
- 土埃などを抑えられる
まず、水が蒸発する際の気化熱で地面や周辺の温度が下がる。
そして意外と見落としがちなのが「風が発生する」ということ。
空気は気圧が高いところから低いところへ、冷たいところから暖かいところへ流れる性質を持つ(気温に差があると気圧にも差が生じる)。
打ち水をすれば水が蒸発した際に気圧が上がり、かつ空気が冷えることでも気圧が上がるので、わずかながら風が発生するわけ。
打ち水を使いこなせば、あなたも立派な風使い!
更に土埃も抑えられるというおまけつき!
ただし、当たり前だけど人が通る場所に水を撒く行為は迷惑になるので注意。
打ち水をして良い場所かどうかは常識に照らし合わせて各自判断されたし。
テント内の「風の流れ」を意識すべし
テントの中に風の通り道を作っておくと快適度は格段にアップする。
風の通り道を作るとは、要するに入口と出口を用意するということ。
イメージとしてはストローの口をふさぐと中の液体が出てこなくなるのと一緒。
出入口が1つしかないと、外からの空気がテント内に入りにくいわけ。
一方で出入り口が2つあれば、どちらかから風が入った際にもう片方からテント内の空気が逃げるため、通気性が格段に良くなる。
このとき片側に打ち水をしておけば、打ち水によって冷えた(気圧が上がった)空気が高温のテント内に流れ込むので効果抜群。
逆に入り口が一つだと湿度ばかりが高くなって余計不快になる恐れもあるので注意。
ちなみに、一見てっぺん付近の換気が難しそうに見えるワンポールテントは、出入り口が大きい分、実際はむしろ一般的なドーム型テントより換気がしやすい。
特に現行モデルはインナーテントがフルメッシュで、風が吹けばフライシート下の隙間からも空気が流れ込むので夏キャンプに適しているのだ。
3.ひんやりクールダウンで快適夏キャンプ!
ここまでは「暑くならないための対策」だったけど、ここから先は暑くなったあとにどうしたら良いかを考えてみたい。
とはいえ、すぐに暑く感じなくなるような便利グッズはなかなかないので、おまけ程度と思ってもらえると幸い。
まず提案したいのが接触冷感グッズ。
例えばニトリの「Nクール」なんかが有名で、触れただけでひんやり気持ち良いので、電源のないキャンプ場でも活躍しやすい。
Nクール以外の接触冷感グッズもAmazon等でお手軽に入手できるようになってきて、より身近になってきた。
これらの接触冷感グッズは残念ながらずーっとひんやりしているわけではなくて、十数秒程度で冷たさは感じなくなるものの、そもそも肌触りが良いので使いやすい。
特にNクールのように裏地がタオルケット状になっているものは汎用性高め。
ブランケットタイプの他、最近は敷きパッドタイプや抱き枕兼ぬいぐるみのような面白商品も増えてきた。
まだ試したことがない人は夏キャンプを期にチェックしてみてはいかが?
他にも「瞬間冷却パック」や「ウォーターパッド」などもおすすめ。
瞬間冷却パックはいわゆる「ホッカイロ」の冷たい版。
接触冷感系のグッズと違って実際にモノ自体の温度が下がるため、より冷却能力は高い。
ウォーターパッドは水を入れて使うんだけど、こんな感じ↓で温度循環させてくれるので、こちらも接触冷感系のグッズより持続力は高め。
あとがき│そもそも夏に適したキャンプ場・サイトを選びたいところ
キャンプ場=涼しいというイメージを持っている人は多いと思う。
だけど、涼しいのはある程度の標高に位置するキャンプ場に限っての話なのだ。
過去に行ったキャンプ場の中でも、静岡県の黒川キャンプ場辺りはかなり暑くて大変だった記憶がある。
川遊びができるので一見夏キャンプに最適なんだけど、標高が(恐らく)300m程度と低かったことが原因。参考記事→【第6回│無料キャンプ場で夏を満喫♪in静岡市 黒川キャンプ場】
標高が100m高くなると気温が0.6℃下がると言われているので、標高1000mに位置するキャンプ場なら平地より6℃も低い計算。
これだけ違えば普段生活する“下界”より圧倒的に涼しい夜が過ごせるはずだ。
とはいえクーラーがない分、日中は家にいるより圧倒的に暑く感じるもの。
キャンプ場には広場、川沿い、林間など様々な種類があるけど、夏キャンプにおいては広場より川沿い、川沿いより林間がおすすめ。
当然、日を遮るものが多い方が涼しいってわけ。
川沿いのキャンプ場も影がない可能性があるけど、少なくとも水遊びができるので検討の余地はある。
ただし林間サイトと比べたらやっぱり暑いので、それなりに覚悟は必要かも。
もう一つ忘れてはならないのが「電源サイト」の存在。
コンセント式の扇風機が使えるので圧倒的に快適なのだ。
とはいえ、家で使うような背の高い扇風機は積載性も悪く、キャンプ場ではなかなか使いにくい。
比較的取り回しの良いサーキュレータータイプを用意しておくと良さそう。
もちろんおすすめは低騒音タイプ。個人的にはやっぱり無印良品がおすすめ。
引用元:LOHACO – 無印良品 サーキュレーター(低騒音ファン・大風量タイプ) 76319948 良品計画
というわけで、今回の内容をまとめるとこんな感じ↓
「夏キャンプを快適に過ごす方法」、ポイントは次の3つ。
- まずは暑くなりすぎないように「日差しを遮ること」。
- そして涼しむために「風を使うこと」。
- 暑くなってしまった身体を冷やすために「冷感を意識すること」。
特に個人的には日差しを遮るためのタープと、お手軽に涼しむことが可能なポータブル扇風機は必須!
他にもなるべく標高の高いキャンプ場を選ぶなどして、快適な夏キャンプを追求してみよう♪