キャンプツーリングにおすすめの小排気量バイク7選【125cc,250cc】

ホンダ CT125 02 車関連

引用元:CT125 答えは、自然の中にある。 | Honda

一人気ままに、あるいは仲間とのんびりツーリングを楽しんで、夜はキャンプ場で焚き火をしながらコーヒーやお酒を嗜む。

想像しただけでもワクワクするような最高な週末の過ごし方だよね。

バイクが1台あると間違いなくキャンプの楽しみ方の幅がグンと広がるんだけど、でもバイク選びってなかなか難しいし、そもそも免許区分もわかりにくい。

そこで、今回はお手軽に所有できる125ccクラスや250ccクラスのバイクの中から、キャンプツーリングに適したバイクをピックアップ。

このあたりの排気量なら維持費もそれほどかからないし、単純に新しい趣味としてもおすすめ。

ついでにちょっと複雑な二輪免許とその取得方法についても簡単に解説してみようと思う。

キャンプツーリングを検討する際は是非参考にしてみてね♪

 

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キャンプツーリングに適したバイクとは

誤解のないように最初に言っておくと、どんなバイクでもキャンプツーリングは可能。

積載を工夫してスーパースポーツ(通称SS)と呼ばれるスポーツバイクでキャンプツーリングをする人もいるし、中には原付スクーターで遠いキャンプ場を目指す猛者もいる。

そういえばゆるキャン△のリンちゃんが乗るヤマハ ビーノも原付だね。

とはいえ、実際に原付でキャンプに行くのはかなり大変。

特に非力さと時速30キロの速度制限がネックで、山道は登らないし大きな道を走るのは危険だし・・・。

少し頑張って小型限定普通自動二輪免許(原付二種免許)を取得すれば、これらの問題が解消されるうえに選べるバイクも段違いに増えるので、今回は原付は除外して考えてみたいと思う。

さらに免許取得や維持費などのハードルが低い250cc以下のバイクに注目。

 

最初に言ったように、どんなバイクでもやる気と工夫と勇気さえあればキャンプツーリングは可能。

とはいえ、実際は次のポイントを重視して選ぶことで、より快適な「キャンツーライフ」を満喫できるようになるのだ。

  • 積載性(拡張性)の高さ
  • 走破性の高さ
  • 取り回しの良さ

今回は「失敗しないバイク選び」も意識して、これらのトータルバランスに優れるモデルをピックアップしてみたぞ!

 

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キャンプツーリングにおすすめな125ccバイク

まずは小型限定普通自動二輪免許(またはAT小型限定普通自動二輪免許)で乗れる125ccまでのバイクから厳選!

125ccは高速道路を走ることができないものの、全体的に取り回しが良い傾向にある。

そのため、山奥のキャンプ場を目指して道を間違えても、比較的楽にUターンができるのもうれしい。

また、実は今回紹介する車種はすべてAT限定免許で乗ることが可能!

乗り出しまでの費用も抑えられるので、お手軽にキャンプツーリングを始めたいのであれば要チェックだ!

 

1.ホンダ クロスカブ110

ホンダ クロスカブ110

引用元:遊びゴコロをのせて走ろう。クロスカブ50 / 110 | Honda

伝統のスーパーカブ110をベースとする1台。

それでいてレジャーシーンにもマッチするおしゃれな外観が特徴的。

スーパーカブと同じく自動遠心クラッチを採用しており、ライダーのクラッチ操作は不要。

一般的なMTバイクより操作が簡単で、しかもAT限定免許で乗ることができるのだ。

車体が軽量コンパクトなので取り回しも良いので、初心者やライトユースにおけるメインの1台としてはもちろん、大型バイクを持つ人がセカンドバイクに選ぶのにも良いかも。

価格も341,000円と趣味性の高い1台にしては比較的リーズナブルで、燃費が良好な点も見逃せない。

110ccと控えめな排気量のおかげかな。

またクロスカブ110はヘッドライト上部にも荷物を固定することが可能で、これもキャンプ用途にはうれしいね。

気軽にレジャーを楽しめるという意味でコスパはかなり高い!

 

2.ホンダ CT125

ホンダ CT125 03

引用元:CT125 答えは、自然の中にある。 | Honda

2020年6月26日に発売するホンダの新型。

高い位置に設けられたマフラーは大型バイクなどで見られる「スクランブラー」系の攻めた雰囲気を感じさせてくれるよね。(スクランブラーとは横一列に並んで一斉にスタート(緊急発進│スクランブル)するオフロードレースマシンが起源のジャンル)

ベースとなるのは2018年に発売された「スーパーカブ C125」で、リアフレームを延長することで大型リアキャリアの搭載を可能に。

カブシリーズならではの普段使いの気軽さは残しつつ、ツーリングやキャンプなどさまざまなアウトドアレジャーにマッチすること間違いなし。

ネックは価格で、C125も407,000円とこのクラスにしては高額だったんだけど、CT125は440,000円と更に上を行く。

とはいえ、ハンターカブとも呼ばれるCT125はクロスカブ110よりも更に上質でワイルド。

「カブ史上最強の1台になるのでは」なんて声もあるほどなので、お金に余裕があれば是非検討したい1台なのだ。

 

3.ヤマハ トリシティ125

ヤマハ トリシティ125

引用元:トリシティ125 – バイク・スクーター | ヤマハ発動機

ゆるキャン△リスペクトならビーノではなく原付二種免許で乗れるトリシティ125がおすすめ。

こちらの方が制限時速等のルール面でも、単純な能力面でも圧倒的に優れていて現実的だ。

トリシティ単体で見たとき、まず触れなければならないのが前輪が二つある三輪バイクだってこと。

これにより安定感は抜群で、転倒しにくく悪路走破性も高い。

つまり、シャープでモダンな雰囲気を醸し出しつつ、実はキャンプ用途にも“もってこい”な1台と言えるのだ。

そんなアクティブさを持ちながらも本質はスクーター。

すわり心地の良いシートはお尻が痛くなりにくく、操作も簡単なので長距離を走っても疲れにくい。

シート下にはトランク(23.5L)もあるし、日常でもストレスなく使えるんだよね。

通勤通学などにもマッチするので、うまく使えば日々の生活コストを下げることだってできるかも。

 

ヤマハ トリシティ155

引用元:トリシティ155 – バイク・スクーター | ヤマハ発動機

ちなみに155ccのトリシティ155という兄弟モデルもあって、こちらは原付二種免許でははなく中免が必要(AT限定可)。

ボディサイズは共通なものの、車両価格自体はトリシティ125の462,000円に対し、トリシティ155は484,000円と、たったの22,000円しか変わらない。(いずれもABS付)

それでいて最高出力は20%以上アップ、約17%アップの最大トルクを1000回転以上低回転で発生する。

よりゆとりのある走りが味わえるうえ、いざとなったら高速道路などを走れるのもうれしい。

 

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キャンプツーリングにおすすめな250ccバイク

お次はもう少しパワーのあるバイクに目を向けてみよう!

というわけで、普通自動二輪免許(またはAT限定普通自動二輪免許)で乗れるバイクのうち、車検のない250ccまでのバイクからピックアップ!

このクラスから一気にオフロード系、モタード系のバイクが増えるため、せっかく中免を取ったならここは要チェック。

特にVストロームやヴェルシスXは近年流行りのアドベンチャータイプを小排気量で実現したもので、クラスを超えた存在感もウリの一つ。

先の項でも触れたトリシティ155という選択肢もアリ。

 

4.スズキ Vストローム250

スズキ Vストローム250

引用元:製品概要 | Vストローム250 ABS / Vストローム250 | 二輪車 | スズキ

Vストローム250は小排気量アドベンチャーツアラーの代表格といっても過言ではない1台で、デザインコンセプトは「Massive & Smart」。

コンセプト通り、250ccとは思えないほどの存在感を放ちながらも、またがってみるとスリムで扱いやすく、実用性の高さに気が付くはず。

トップケースやサイドケースといった純正アクセサリー(オプションパーツ)も豊富で拡張性が高く、積載量をガンガン上げても外観のバランスを損なうことがないのもキャンプ用途にはうれしい。

むしろこの手のバイクは荷物を積んでこそカッコ良いのだ。

ナックルカバーすらデザインに違和感なく溶け込んでいて、冬キャンプにもマッチしそう。

実はVストローム250は存在感の割に燃費も良く、タンク容量も17Lと大きいため、乗用車並みの長距離を走ることが可能な点も見逃せない。

 

5.カワサキ ヴェルシスX250ツアラー

カワサキ ヴェルシスX250 TOURER

引用元:VERSYS-X 250 TOURER | 株式会社カワサキモータースジャパン

同じくアドベンチャーツアラーの「カワサキ ヴェルシスX250」にも注目したい。

Vストロームと同様250ccクラスにしては大柄で、TOURER(ツアラー)モデルはぱっと見大型バイクと見間違うほどの存在感。

こちらは先代Ninja250と共通のエンジンを搭載しており、見た目以上に軽快な乗り味が楽しめる仕様となっている。

アドベンチャーとしてのオフロード走破性もVストロームより評価が高いみたい。

それでいてスクリーンが大きいので高速道路などを用いた長距離移動も可能なので、ツーリングそのものをたっぷり楽しみたい人は検討すべし。

 

6.ヤマハ セロー250

ヤマハ ツーリングセロー

引用元:TOURING SEROW – バイク・スクーター | ヤマハ発動機

2020年に生産終了することがアナウンスされたセローも、キャンプ場でよく見かける1台。

特に積載性と機能性を高める装備をプラスしたTOURING SEROW(ツーリングセロー)がおすすめ。

セローについて調べると必ず目にするワードがある。

それが「二輪二足」。

二つの車輪と自らの両足で自然の中、道なき道を進んでいくという考え方で、つまり地面に足を着きながらばたばたと悪路を乗り越えていく様子を表したもの。

これは細身による足つきの良さと軽量さ、コントロールしやすい出力特性があって初めて成り立つもので、セローが長期間高い人気を維持できた理由の一つでもある。

当然この走破性(自由度)の高さは未舗装のキャンプ場においても大きなメリットになるし、取り回しも良いので初心者がバイクを学ぶのにもちょうどいい。

もちろん舗装路も軽快に走れるので、セローに乗るとキャンプよりバイクそのものにハマってしまうかも(笑

 

7.ホンダ ADV150

ホンダ ADV150

引用元:ADV150 | Honda

スクーターでありながらアドベンチャー色を前面に押し出した最新モデル。

150ccという排気量は日本国内ではややマイナーだけど、昨今では125ccですら軽快なバイクが多く、その1.2倍の排気量を持つ150ccクラスもなかなか馬鹿にできないバイクが多い。

もちろん250ccクラスと比べると性能面では劣るものの、その分車体価格はリーズナブルな傾向にあり、それでいていざというときに高速道路や自動車専用道路を走れるのはやっぱりありがたい。

ADV150に関していうと、スクータータイプでありながら何よりそのデザインが秀逸。

同クラスのPC150がベースとは思えないほどアグレッシブな印象を受ける。

アウトドアはもちろん、個人的には街中で見かけても普通にかっこいいんじゃないかと思うんだよなぁ。

次世代のビッグスクーターブームの先駆けにならないかな。

実際めちゃくちゃ売れているみたいで、発売開始前から初年度の年間販売計画台数3,000台を1,000台近く上回る約4,000台を受注したんだって。

マイナーな150ccクラスで、しかもベースのPCX150と比べて70,400円も高いのに、これは快挙なんじゃなかろうか・・・。

スクータータイプなのでAT限定普通二輪免許で乗れてしまうという点もお手軽で、運転自体もイージー。

シート下には27Lのラゲッジスペース(フルフェイス収納可)が設けられていて、実用性もバッチリ。

マイナーな排気量に偏見がなければ是非候補に入れてみてほしい。

 

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まとめ│キャンプツーリングに求められる要素とおすすめバイクをおさらい

今回は次のポイントを考慮しておすすめバイクをピックアップしてみた。

  • 維持しやすい排気量(~250cc、原付は除く)
  • 積載性(拡張性)の高さ
  • 走破性の高さ
  • 取り回しの良さ

これらをもとに選んだのが次の7車種。

  • ホンダ CT125
  • ホンダ クロスカブ110
  • ヤマハ トリシティ125
  • スズキ Vストローム250
  • カワサキ ヴェルシスX250ツアラー
  • ヤマハ セロー250
  • ホンダ ADV150

どれも魅力的なポイントを持っており、キャンプツーリングに使うことを考えたとき、あるいは日常使いも視野に入れたときに失敗するリスクの少ないものばかり。

また、250ccクラスともなればジャンルを問わず走りには大分余裕が出てくるので、今回紹介した以外のバイクでも積載問題さえ根性でクリアできれば何を選んでもOK。

バイクを使ったキャンプにあこがれた際はぜひ参考にしてほしい!

 

バイクの免許について

最後に少しだけ二輪免許に関するお話を。

今回紹介したのは125ccクラスと250ccクラスのバイク(スクーター含む)がメイン。

125ccまでのバイクに乗るには「小型限定普通自動二輪免許」が、250ccクラスのバイクに乗るには「普通自動二輪免許」が必要。

小型限定普通自動二輪免許は「原付二種免許」と呼ばれることも。

普通自動二輪免許は「中免」なんて呼ばれ方もして、250ccクラスを含む400ccまでのバイクに乗ることができる。

ただし、250cc超のバイクは車検を受けなければならず、維持費がやや上がってしまうため今回は除外。(実際は維持費に大きな差はないという人もいるけど、何より車検の存在自体がめんどくさい)

 

また最近はAT限定免許が人気で、2019年には小型限定普通自動二輪免許よりもAT小型限定普通自動二輪免許の取得者の方が多くなったことが話題となった。

AT限定免許で乗れるのはクラッチ操作のないバイクで、このクラスだといわゆるスクーターや自動遠心クラッチを採用したホンダのカブシリーズが該当する。

今回おすすめした車種にもAT限定免許で乗れるバイクがたくさんあったよね。

場合によってはAT限定免許を取るのは全然ありなのだ。

 

二輪免許の取得方法は主に3通り。

  • 一発試験に合格する
  • 指定教習所に通う
  • 合宿免許に参加する

一発試験は試験場で技能試験を受ける方法。

合格率が数%と非常に低く、かなり難しいらしい。

教習所に通って技能教習を受けると、この超難関の技能試験が免除となる。

お金と時間は必要になるけど、じっくり学べる点もメリット。

合宿免許はその名の通り合宿に参加する形で技能教習や学科教習を進めるもので、短期間での取得が可能。

 

費用に関しては地域や教習所によって大幅に異なる場合があるので省略。

ざっくりいうと、普通免許ありの場合、小型限定普通自動二輪で約13万、普通自動二輪で約15万で、AT限定だとそれぞれマイナス1~2万程度。

合宿免許ならそれぞれ1~2万円ほど安くなるイメージ。

ネットで調べても結構幅があるので、あくまで参考程度ということで。

詳しくは地域の教習所かさっきの合宿免許のページを検索してみてね♪

では今回はこの辺で!