ワンポールテントの防寒!「スカート」を自作して寒い冬に備えよう!

ワンポールテント防寒用スカート テクニック

どうも!おーたんです♪(Instagram

 

紅葉が見ごろを迎える季節になってくると、いよいよ何らかの寒さ対策を考えないといけなくなってくるよね。

油断していると、夜にテントの中が冷えてしまってなかなか寝付けないなんてことも。

特に我が家が愛用しているような大型のワンポールテントの場合、フライシートと地面の間から冷気が入ってきて、少し風が吹くとあっという間に幕内の温度が下がってしまうのだ(もちろんワンポールテントじゃなくても隙間があるテントは同様)

夏は風通しが良くて良いんだけどねぇ・・・。

 

冷気は進入経路からシャットアウトしておくに限る!

というわけで、我が家ではこの「フライシートと地面の隙間」を埋めるために、あるものを使っている。

それが今回ご紹介する「スカート」と呼ばれるパーツ!

特に冬にワンポールテントでキャンプをしようと思ったら、これがあるとないとじゃ大違い。

 

今回はこちらの記事↓のコメント欄にてお問い合わせを頂いたので、スカートとは何か、その作成方法と取付方法をまとめてみたぞ♪

 

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「スカート」はワンポールテントにおける最もお手軽な寒さ対策の一つ!

ワンポールテント防寒用スカート 03

一般的に言えば、スカートとは「保護や装飾のためにあるものの下部につける覆い」のこと。

キャンプにおいてはテントの下部に取り付けるパーツを指す。

画像のようにワンポールテントのフライシートの下部に取り付けることで、「冷気をシャットアウトする」という効果を発揮するのだ。

 

冷気が侵入してこなければ暖かい空気も逃げにくい!

 

特に虫のいない冬キャンプではインナーテントを使わずに「フライシート+コット」で過ごす猛者もいると思うけど、そういった場合こそスカートの有無はかなりの差を生むはずだ!うむうむ。

 

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ビッグワンポールテントの防寒用スカートの作成(失敗作)

ワンポールテント防寒用スカート ユタカメイク ODシート 1.8m×1.8m

残念ながらワンポールテント専用のスカートという商品はない(ただし最初からスカートがついているテントはある)

というわけで、スカートは自作する必要があるのだ。

といってもそんなに難しくないのでご心配なく。

材料となるのはビニールシート(一般的なブルーシートと同等の生地のもの)

今回は我が家の失敗を踏まえて、その作り方を解説するぞ!

 

まずは失敗例から(笑

昨シーズン我が家が用意したのはこちら↓

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1,800mm×1,800mm(仕上がり寸法は約1.7m×約1.7m)

我が家愛用の「DOD ビッグワンポールテント T8-200T」の1辺の長さはおよそ1,900mm程度なので、このシートを短冊状にカットすれば、それだけで1辺の長さにそこそこマッチしたスカートが出来上がる・・・と思ってチョイス。

 

具体的には225mm幅で8等分にカット(1,700mm÷225mm/枚=8枚)

実際はもっと適当だったけど↓

ワンポールテント防寒用スカート ユタカメイク ODシート 1.8m×1.8m カット

このうち7枚をビッグワンポールテントの出入り口以外の各辺に取り付ければOK(出入り口はなし)

 

問題点は2つ。

1つはフライシートの1辺の幅にスカートの長さが合わないという問題。

先述の通りDOD ビッグワンポールテントの1辺の幅はおよそ1.9m(だいたいね)

これに対し、仕上がり寸法約1.7mのシートではやはり隙間ができることは避けようがない。

この隙間を埋めるために別途コーナー用のシートを用意したりもしてみたけど、スカートの枚数が増えると取り付けも面倒だし、ハッキリ言って格好悪い。

 

ちなみにコーナー用のスカートの作り方はこちら↓(読み飛ばしていいよ)

  1. 余った1枚を更に225mm間隔にカット
  2. 225mm×225mmの切れ端8枚ができる
  3. ワンポールテントの各コーナーに取り付ければ、一応隙間はなくなる

 

もう1つの問題点はスカートの高さが225mmだと若干物足りないということ。

225mmでも地面との隙間は埋められるけど、スカートと地面の接地感が弱く、もう少し高さがあった方が風防性能が高くなりそう。

 

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ビッグワンポールテントの防寒用スカートの作り方(改良版!)

DOD ビッグワンポールテントのスカートを再作成

ではどうすれば良いかと言うと、単純にもう1サイズ大きなビニールシートを用意すればOK。

というわけで、今シーズンは2.7m×3.6m(仕上がり寸法約2.5m×約3.4m)のシートをチョイス↓

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作業手順は次の通り。

  1. およそ2,500mm×300~mmの短冊状に7枚カット
  2. 片一方の角を45度にカット
  3. 台形の上辺がフライシートの1辺の長さと合うように、もう一方の角をカット

たったこれだけ!

一応順を追って説明します。

 

ワンポールテント防寒用スカート01-2

※先述の通り、シートの実寸法はおよそ2.5m×3.4mです。本図はイメージということで。

①まずは破線↑のように、ざっくり300~mm間隔で7回カットする。

前項の反省から、カットする幅はできれば300mmくらいはほしい!
大きい分にはあとから修正可能なので、心配な人は大きめにカットしておこう!

 

ワンポールテント防寒用スカート02-2

②次に、カットした短冊状のシートの角を45度くらいにカットする(DODビッグワンポールテントの場合、実際は60~70度くらいにカットした方が隣り合うスカートとの合わせ目がしっくりきますが、角度が小さい分にはシートが余る方向なので後で修正が効きます。むしろ最初は角を落とさなくてもOK

③最後に台形の上辺がフライシートの一辺の長さに合うように、反対側の角を同じく45度にカットすればOK。

このように台形のスカートを用意すれば、コーナー部分は隣り合うスカート同士を留めれば良く、コーナー用のシートは不要となる。

フライシートの一辺の長さはテントのモデルによって異なるので、失敗したくなければ現物合わせがベター。

テントを設営した状態で、隣でちょきちょきカットしよう(笑

DOD ビッグワンポールテントのスカートを再作成 2

 

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スカートの取り付け方法

ワンポールテント防寒用スカート 装着の様子

取り付け方法は至って簡単で、フライシートに「ダブルクリップ」で1枚につき3~4ヶ所固定するだけ。

 

ワンポールテント防寒用スカート ダブルクリップで固定

テントの色に合わせてダブルクリップのカラーを選ぶと目立たなくて良さげ。

悩んだらシルバーが無難。

もしくは、いっそ逆転の発想でかわいいダブルクリップを使ってアクセントにするのもいいかも♪

一見固定力が弱そうに見えるかもしれないけど、お隣のタープが飛ばされるような強風に見舞われたキャンプでもまったく問題なかったぞ!

 

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あとがき│ワンポールテントの防寒用スカートは簡単に自作できる!

簡単だけど、こんなところ。

読んでもらえばわかる通り、去年はざっくり作り過ぎて失敗してしまったので、今年は先述の寸法にて再度作り直すつもり。

2018.11.12追記 修正版を作ってみました↓

DOD ビッグワンポールテントのスカート Ver.2

裾が広くなっていい感じ♪

カット幅はこれで300mm(30cm)です。

かなり余裕があるので、これで十分問題はなさそう。

スカートを取り付けると良くも悪くも風通しが悪くなるので、結露したテントを乾かすためにも起床後は早めに外した方が良いかも。

 

この自作スカート、材料となるシートは1,000円程度なので、わりと気軽にチャレンジできるんじゃないかな。

冬キャンプの寒さ対策としてはかなりコスパが高い方だと思う。

 

ぜひ試してみてね♪

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  1. Ryu より:

    とても参考になりました!ありがとうございます!さっそく試してみます!!
    幅は、400mmくらい必要かと思いましたが、300mmで大丈夫なんですね♪

    • おーたん より:

      幅は長ければ長い方が確実です!
      なので400mmでもいいかも。
      特にスカートでテントを挟むように固定したい場合はもうちょっと欲しいかもしれません。
      角を45度に落とそうとすると、台形の上辺が1900mm、下辺が2700mm(1900+400*2)となるので、ビッグワンポールテントに使うならその方が作成もシンプルで良いかもしれないですね。
      400mmにカットしておいた方が修正が効くのでそちらの方が良いような気がしてきました・・・(汗

    • おーたん より:

      実際に作ってみたところ、やっぱり300mmもあれば十分隙間はなくなるようです(記事内に写真を追加しておきました)。
      フタマタノキワミを利用してワンポール使用時より(インナーの端が浮くほど)テントを高めに張っていますが、それでも問題なさそうです。
      (フタマタノキワミのレビューはこちら↓)
      https://enjoy-the-outdoors.com/dod-fork-attachment-set/

      ただ一点訂正がありまして、記事内で紹介した2.7m×3.6mのシートは仕上がり寸法(実寸法)がおよそ2.5m×3.4mでした。
      ビッグワンポールテントに使用する場合は問題になりませんが、混同して表現しておりましたこと、謹んでお詫び申し上げます。