子供と一緒に過ごすファミリーキャンプ、いわゆるファミキャンは、子供にとってどんな体験でどんな影響があるんだろう。
よく「自然に触れることは子供にとって良いことだ」なんて言われるけど、キャンプは自然を満喫する以外にも日常生活と異なる点がたくさんあるよね。
この“日常と異なる何か”が子供の成長にいろいろな影響を与えていそう・・・
というわけで、今回は“キャンプが子供にどんな影響を与えるのか”をいろいろまとめてみた!
「キャンプをしたいけど子供がいると大変そう」だとか、「子供が生まれてからいろいろと大変でキャンプから離れてしまった」という人も、是非これを読んで家族みんなで楽しめる貴重な経験、「ファミキャン」を検討してほしいな♪
ファミキャンが子供の成長に与える影響とは?
ファミキャンで得られる「日常とは異なる経験」は子供を成長させる。
では具体的にどんな経験がどのように影響するのか、ここではその辺りを考えてみたぞ↓
- 社交性と協調性が身に付く
- レアな経験をすると自信がつく
- サバイバル能力が高くなる
- 火の便利さ、危険さを学べる
- キャンプ自体が貴重な経験、思い出になる
一つずつ詳しく見ていこう♪
1.社交性と協調性が身に付く
【第9回│富士山のふもと!有名キャンプ場に初潜入♪inふもとっぱら】
社交性とは、人付き合いが好きで得意な性質こと。
この社交性に関しては“身に付く”というのは正確ではないかもしれない。
というのも、子供は元々“社交性”の塊のようなもの。
見ず知らずの子供同士でも平気で仲良くなる光景は、親なら誰しも一度は目にしたことがあるんじゃないかな。
だから元々持っている社交性を伸ばせる、という方がしっくりくるかも。
キャンプ場では近くにいる子供が必ずしも同年代とは限らないわけで、大人はもちろん、お兄さんお姉さんと接したり、逆に小さな子供と接したり、どれも貴重な経験となるはず。
また、キャンプは“親子で協力して何かをやる”という土台造りにも最適。
親子で設営したり、薪を割ったり、火起こししたり、料理を作ったり、一緒に星を眺めたり・・・。
日常をはるかに超える触れあいがファミキャンにはあるのだ。
2.レアな経験をすると自信がつく
【第6回│無料キャンプ場で夏を満喫♪in静岡市 黒川キャンプ場】
普段とは違うことに挑戦できるのがキャンプの良いところ。
例えば虫取りや釣り、サイトの設営のお手伝いや、少し大きくなったら焚き火やロープワークなど、日常にない経験は子供の自信につながりやすい。
我が家の上の子は保育園の頃から設営時のペグの運搬、撤収時のペグの回収などのお手伝いをしてくれたり、焚き付け用の枝や細い薪をのこぎり(片刃)を使ってカットするのが大好き。
太い薪だとのこぎりで1本切るのに30分もかかったり、途中で飽きて投げ出したりすることも多いけど、「のこぎりを使ったことがある」というのは自慢みたい(笑
普段は嫌がるお手伝いも、キャンプ場だと得意になって自ら進んでやってくれることも。
親と一緒に皿洗いをするだけで、子供自身は一人前になった気分を味わえるというもの。
“ちょっと大人扱い”してあげると子供も自分の成長を実感しやすいかもしれないね。
3.サバイバル能力が高くなる
【第1回│家族で初めてのキャンプ!inはかま滝オートキャンプ場】
野外で生活する経験を積んでおくと大人になってからも役に立つ・・・というか、いざというときの生きる力になる。
例えば電気ガス水道のライフラインが止まってもパッと代替手段が思い浮かんだり、キャンプの“ノウハウ”の中には災害のときに役立つ知識、経験も盛りだくさん。
一言で言えば、キャンプに親しむと自然とサバイバル能力が高くなるんだよね。
ハッキリ言って日常と比べればキャンプは圧倒的に面倒。
家と比べたら、エアコンはないし、夜は暗いし、料理は時間がかかるし、寝心地は悪いし、トイレは遠くて汚いし、雨風には苦労するし、虫に刺されるし・・・。
でも、「これらの問題を改善するにはどうすれば良いか」を自然と考えることになるし、そもそもこれらの面倒、苦労を買ってでもするのがキャンプ。
日常の便利さを見直す機会にもなるし、人間としての生きる力の底上げにもなると思う。
苦労は買った分、必ず成長につながるのだ。
4.火の便利さ、危険さを学べる
【第13回│お勧めの無料キャンプ場を再訪!in沼津市 市民の森】
何もない自然の中では火に頼らないといけないシーンはかなり多く、むしろ「火の扱いはキャンプの醍醐味の一つ」とすら言える。
例えば料理をする際はBBQコンロやバーナーなどを使うし、焚き火や薪ストーブで暖を取ることもできれば、ランタンに火を灯して明かりだって確保できる。
特に焚き火から学べることは多い。
例えば火の起こし方や火力を維持する工夫、薪の割り方や火の後始末などなど、現代の子供にとってはなかなか日常で触れる機会のないものばかり。
火があればある程度のことは何とかなるし、火に親しむことで先のサバイバル能力も高まるというもの。
更には煌々と薪を燃やした際の“近づけば熱いというリアルな経験”は、火に対する適度な警戒心を養うことにもつながるのだ。
5.キャンプ自体が貴重な経験、思い出になる
【第8回│富士山を一望!初の湖畔キャンプin田貫湖キャンプ場】
ファミキャンを経験して大きくなった子供も、将来やがて自分の家庭を持つことになる。
新しい家庭を持ったとき、多くの人が参考にするのは自分が育ってきた家庭。
小さいころに家族でキャンプに行ったという経験は、将来きっと新しい家族と一緒に過ごす時間を大切にするための土台となってくれるはず。
おーたんは人生を豊かにするためには何でも良いから趣味を持つべきだと思ってる。
でも、ハッキリ言って子供が何に興味を持つかなんて全然わからないから、できればいろいろなことを経験させたいんだよね。
キャンプはアウトドアの代表的な楽しみ方だし、一度でもキャンプをしたという経験は、その後大きな財産となるはずだ。
ファミキャンのデメリット?注意しておきたいポイントも。
ここまでの通り、ファミキャンは子供の成長に良い影響を与えるように思える。
だけど、ファミキャンにはそれなりに苦労と注意したいポイントがあるのだ。
例えば次のようなもの。
- 他の利用者の迷惑にならないように注意が必要
- 子供を飽きさせない工夫が必要
- 怪我や体調不良、その他のトラブルに備える必要あり
特に他の利用者への配慮は大人だけのキャンプ以上に徹底する必要がある。
全てのキャンパーが子供に寛大なんてことはないし、子供がマナー違反を犯さないように親がしっかりと管理しよう!
シャボン玉がテントや車にバシバシ当たったり、勝手に他人のキャンプギアに触れたりすることがないように。
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あとがき│ファミキャンのもう一つのメリット
ファミキャンには「子供の成長」だけでなく、「家族の絆が深まる」というもう一つのメリットがある。
そして子供たちからは“頼れるお父さんお母さん”とほめたたえられ(笑)、子供たちはその“頼れる大人”を目指して成長していくのだ。
もちろん我が家のように毎月のようにキャンプに行く必要はなくて、たった一回のキャンプでも子供にとっては良い刺激になるはずだし、子供だけじゃなくてその家族にとっても良い経験となるはず。
一度行ったらハマっちゃうと思うけどね(笑