どうも!おーたんです♪(Instagram)
昨年末のふもとっぱらでのキャンプで見かけて以来、ずっと気になっていたのがこの「ユニフレーム UFファイアポット」。
縦長のその外観はとても斬新で、パッケージにも書かれている通り、照明としての火、いわゆる「篝火(かがり火)」として利用することもできる焚き火台なのだ。
今回は実際に「UFファイアポット」を使ってみて感じた“すごいところ”を詳しく解説してみたいと思う。
見た目の通りちょっと特殊な焚き火台なので、選択の際の注意点にも触れてみるよ♪
ユニフレーム UFファイアポットはここが良い!おすすめポイント・メリット
引用元:UNIFLAME(ユニフレーム)682968 UFファイアポット(Amazon)
実際に使ってみて感じたUFファイアポットの優れている点は次の3つ。
- 他の焚き火台にはないかがり火としての魅力
- 燃焼効率が高く、火起こしも簡単
- 薪の投入方法や配置(くべ方)を考える必要がない
それぞれ詳しく解説していきます!
1.他の焚き火台にはないかがり火としての魅力
引用元:UFファイアポット│ユニフレーム アウトドア用品総合メーカー
いわずもがな。
この焚き火台の最大の特徴と言えば、その縦長な形状とそれによって生み出される独特な火の形。
側面に空いた空気の取り入れ口からはオレンジ色の輝きが漏れ、特に夜間はとてもおしゃれなのだ。
画像のレベルまで火力を上げると風が強い日はちょっと心配だけど、他の焚き火台にはない迫力はとても魅力的。
遠くから見ても綺麗で目立つぞ!
夜でも目立てるってキャンプ場では意外とレアかも。
2.燃焼効率が高く、火起こしも簡単
引用元:UFファイアポット│ユニフレーム アウトドア用品総合メーカー
このUFファイアポットの縦長の形状から、同メーカーの「チャコスタII」を連想する人も多いかもしれない。
チャコスタとは、要するに「火起こし器」のこと。
一度火がつくと、その熱で内部に上昇気流が発生する、いわゆる“煙突効果”によって高い燃焼効率と火力が得られるんだけど、このUFファイアポットも同様の特徴を持つんだよね。
このため火をつけること自体も比較的楽で、例えば松ぼっくりや小枝などを下層に投入しておき、その上に薪をくべておくだけで簡単に火がついてしまう。
着火剤を使えばより簡単かつ確実。
しかし、チャコスタとの最も大きな違いはそのサイズ。
UFファイアポットは全長545mm(内脚部約150mm)にも及ぶ。
これによって先述のかがり火のような独特な焚き火を楽しむことができるわけ。
薪を切らさない限りは常に高い火力を維持できるため、一度火が付けば多少薪の質が悪くても煙などが出にくく、快適に焚き火を楽しむことができる点も大きなメリット。
しっかり乾燥した良質な薪であれば一般的な焚き火台でも煙が少なく長時間燃焼させることができるけど、キャンプ場などで売っている薪には“当たり外れ”があるので、この点はうれしい。
また背が高く、かつ高い火力を維持できるため、意外なことに下手な焚き火台より暖を取りやすい。アリ。
人数が多ければ水平方向に大きな普通の焚き火台の方が良いけど、個人的には1~2人ならこちらの方が良いんじゃないかと感じるほど。
3.薪の投入方法や配置(くべ方)を考える必要がない
先述の通り、チャコスタのように火起こしはとても簡単。
そして「薪を縦にしか投入できない」という選択肢の狭さが、シンプルに焚き火を楽しむことを可能としている。
例えば我が家が愛用する「ユニフレーム ファイアグリル」のような平たい焚き火台の場合、「薪はどう配置すべきか、継ぎ足す薪はどこに置くべきか」といったところに少なからず“ノウハウ”が必要。
うまくやらないと不完全燃焼でもくもくと煙が上がったり、火が途切れてしまう可能性だってある。
その点UFファイアポットはものすごくシンプルで、継ぎ足す薪は縦向きに投入するだけ・・・というか他の方法がない。
しかもうちわや火吹き棒、USB扇風機といった送風装置も不要。
初心者でも迷うことなく焚き火を堪能することができるというわけ。
ちなみに先の写真はふもとっぱらで薪詰め放題にチャレンジしたときの板材↓を投入した様子。
とにかく薪をくべる際に考える必要がないのはとても楽。
これは「自分で自由に薪を配置して“一期一会”的な焚き火を楽しみたい」という玄人にとってはデメリットになるかもしれないけど、そこは先の独特な形状の火という魅力が十二分に補ってくれるんじゃないかな。
「お手軽に魅力的な焚き火を楽しめる」という意味で、個人的にはとても優れた焚き火台だと感じる。
ユニフレーム UFファイアポットを選択する際に注意したい点・デメリット
UFファイアポットはとても魅力的な焚き火台だけど、もちろん欠点がないわけじゃない。
良くも悪くもクセが強いので、一言で言えば「最初の焚き火台には不向き」。
詳しく見てみよう。
1.常に火力が強いため薪の消費が早め
これはメリットとデメリットが表裏一体なんだけど、燃えやすいということはそれだけ薪を消費するということ。
もともと火をつけやすい焚き火台なので、火つきの良さがウリの針葉樹との相性もあまり良くなく、想像以上に早く燃え尽きてしまう可能性が。
逆に良質な広葉樹の場合、一般的な焚き火台でも煙が少ない快適な焚き火をのんびりと楽しむことができるので、早く燃え尽きてしまうのはやっぱりデメリットと言えそう。
ただし、薪の質が悪い場合は話が別。
個人的には乾燥の甘い薪を使ったときの「中途半端に燃えて煙が多い焚き火」が好きじゃないので、やっぱりいつでも火力が高いのはありがたい。
同じように考える人にとってはメリットが上回るんじゃないかな。
2.長時間使用すると灰が地面に落ちる可能性アリ
UFファイアポットのちょっと残念なところ。
長時間薪を燃やすと当然内部に灰が蓄積されていくんだけど、これが結構悪さをするんだよね。
まず、煙突効果によって上昇気流の起きやすい形状であるため、他の焚き火台と比べれば灰の蓄積量は少ない方なのかもしれないけど、それでも床面積が小さいので結構なペースで灰の嵩(かさ)が上がっていく。
すると、本体側面に空いた空気穴から灰が舞う(落ちる)ことがあるのだ。
まぁこうなるまでにはかなりの時間が必要ではあるんだけど、それにしてもちょーっと気になるポイントではある。
対処するには薪を他所に避けてからUFファイアポットを逆さにして灰を落とす必要があるので、結構大変。
対策としては、灰になりやすいものを燃やさないこと。
例えば新聞紙や落ち葉、使い終わった紙皿やペーパー類なんかはNG。
特に火がついてからこれらを投入すると、強い上昇気流で高く舞ってしまう危険性もあるので、極力薪以外は燃やさないように徹底したいところだ。
3.料理などには使いにくい
見ての通り縦長な形状をしているため、料理などには不向き。
当然上に網を置くことはできないし、一応↓のような焚き火ハンガーやトライポットなどが使えないことはないけど、かなりの高さが必要でその分危険性も増すのであまりおすすめできない。
多分見栄えも悪いし。
おーたんはもともと焚き火台を調理用コンロとして使用することはないので、個人的には全く気にならないんだけど、「焚き火も料理も一石二鳥で楽しみたい」という人は選択肢から外した方が無難。
まとめ│UFファイアポットはこんな人におすすめ!
というわけで、UFファイアポットはこんな人におすすめ↓
- 普通の焚き火に飽きた
- 簡単に焚き火を楽しみたい
- 薪を投入する際にあれこれ考えたくない
- 不完全燃焼で出る煙が嫌い
- 夜も目立ちたい
こんなところかな。
デメリットとして紹介したとおり、汎用性が低いので1台目の焚き火台としてはあまりおすすめできない。
だけど、それらを補って余りあるお手軽さと迫力があるので、既に焚き火台を持っている人には自信を持っておすすめしたい。
恐らく手持ちの焚き火台では味わえない焚き火に感動するはず!
目立つなら今だ!笑
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