どうも!おーたん(@e_t_outdoors)です♪
日に当たればまだまだ暖かいけど、気付けばもう11月も半ば。
そろそろ春夏用の装備でキャンプをするのはツライよね。
昨シーズンは我が家はもう冬眠していたけど、冬のキャンプにも魅力はいっぱい!
今シーズンはチャレンジしてみよう!ってことでいろいろまとめてみたよ♪
冬キャンプのメリット・デメリット
冬のキャンプの最大の特徴と言えば、まずは良くも悪くも”寒い”ということ。
この厳しい寒さを乗り越えるためにはしっかりとした準備が必要だよね。
でもだからこそ、冬は夏と比べて圧倒的に利用者が少なくなるという点も見逃せない。
場所によっては貸切状態に近い状況もあるかも・・・?
その他にも冬キャンプならではの良いところはたくさんあるぞ!
冬キャンプのメリット
そんなわけで、冬キャンプのメリットをとりあえず思いつく限り書き連ねてみる。
- のびのびとキャンプを味わえる!
- 天気が良い日を狙いやすい!
- 空気が澄んでいる!
- 焚き火が楽しい!
- 虫がいない!
- 温泉が気持ち良い!
これらをそれぞれ簡単にチェックしていくよ♪
1.のびのびとキャンプを味わえる!
先に言ってしまうけど、冬のキャンプのデメリットは多い。
詳しくは後ほど・・・。
しかし、だからこそ冬のキャンプ場の利用者は少なく、どのキャンプ場も広々としていてゆったりとスペースを使うことができるのだ!
テントが少なければボール遊びをしたって大丈夫!
それにテントが少なければいつも以上に大自然の風景を満喫できるはずだよね♪
2.天気が良い日を狙いやすい!
これもキャンプ場利用者が少なくなることと関連していて、要するに事前に予約を取っていなくてもキャンプ場に入りやすいということ。
週末の天気がわかってから予約をしても全然遅くないのだ。
人気キャンプ場を冬に下見しておけば夏の場所取りにも活かせそう♪
天気が良い日を狙えれば、寒いというデメリットも多少は軽減されるかも?
3.空気が澄んでいる!
冬の空気が澄んでいるメカニズムを簡単に説明すると、
気温が下がる→飽和水蒸気量が下がる→空気中の水蒸気や水蒸気に含まれる塵などが減る→よりクリアに遠くまで見通すことができる
こんな感じ。
この「飽和水蒸気量が下がる」のが原因で結露が起こるっていうデメリットもあるんだけどね。
遠くの景色はきれいに見えるし、キャンプ場から見える夜景や星空は夏のそれとは比べ物にならないほどきれい!
4.焚き火が楽しい!
冬は空気も薪も乾燥しやすいため、焚き火に最適な季節。
水分が少なければ煙も出にくいので不快感も軽減されるし、何より焚き火をすれば暖かい!
ただでさえ焚き火は楽しかったり心を落ち着けてくれるのに、そのうえ暖かいなんて一石二鳥♪
ただし空気が乾燥している分、火の取り扱いにはいつも以上に気を付けよう。
枯草に燃え移ったらあっという間に大事故にもつながりかねないので、林間では特に注意が必要!
こちらの記事もあわせてどうぞ♪【冬キャンプに向けて!焚き火に必要なもの&おすすめの焚き火台5選】
5.虫がいない!
冬キャンプは蚊やハチ、ブヨやアブなどのやっかいな虫がいないのもうれしいポイント。
特に秋のスズメバチは狂暴なので注意が必要だけど、冬に入ればそんな心配も不要。
トイレの虫も少ないし、寒い分匂いも少ないので夏より清潔感を感じられるはず。
6.温泉が気持ち良い!
寒い日の温泉は最高!
キャンプ場では(特に子供たちの)湯冷めが心配という面もあるけど、帰り道温泉に寄るのもまた一興。
例えば伊豆方面のキャンプ場であれば温泉を探すのも容易♪
「寒い日にわざわざ出かけて凍えといて 温泉で温まる・・・ マッチポンプ マッチポンプ」(ゆるキャン△ 3巻より)
冬キャンプのデメリット
ここまで読んだだけでもお分かりの通り、メリットばかりじゃないのが冬キャンプ。
まぁキャンプってそもそも季節を問わず大なり小なりの苦労があって、そこがまた楽しさを演出してくれるんだけどね(笑
- とにかく寒い!
- 寒すぎてガスが出ない!?
- 結露でテント内が濡れる!?
- 場内の施設、設備の利用が制限される場合がある!
- 雪が降ったら設営も撤収も難易度が数段上がる!
- キャンプ場周辺道路の凍結や通行止め
1.とにかく寒い!
まんまだけど、これが最大の問題だよね。
キャンプ場の多くは標高の高い高原や林間、湖畔などにあって、どれも冬場の寒さは尋常じゃない。
油断していると”命に係わる”ほどなのでしっかりと準備をしないといけない。
とは言え、明るい内に凍死するなんてことはまずないはず。
問題は夜で、いくらテントの中にいてもシュラフなどの装備が不十分だと危険だ。
ただ、単純な寒さは地域や天候によっても大きく変化するので、必ずしも真冬用のシュラフがないと冬キャンプできないかと言うとそんなことはない。
極端な話、春秋用のシュラフに毛布を何枚か併用してニット帽やマフラーを着用して寝ればとりあえず凍死することはないはずだし、どうしても寒くて寝れないと感じたら最悪は車中泊に変更するという手も(ただし雪が降っている場合はマフラーが塞がれて一酸化中毒の恐れがあるため、エンジンをはかけない方が良い)。
2.寒すぎてガスが出ない!?
ご存知の通り、ガスは寒さにめっぽう弱い。
特にカセットボンベ缶は顕著で、バーナーに接続しても火が出ないなんてことになるかも。
そうならないためにも、冬キャンプに持ち込むガス缶は「寒冷地対応」のモデルから選びたい。
アウトドア缶はカセットボンベ缶と比べると寒さに強いものの、レギュラーモデルだとやはり心許ないので可能な限り寒冷地対応品を用意しておきたいところ。
どうやらプロパンガスの配合率が高いと寒冷地に強いらしい。
3.結露でテント内が濡れる!?
先ほどもちょこっと触れたけど、気温が下がると空気中に溶けきれなくなった水分がテントの内側などに水滴としてくっついてしまうことがある。
要するに「結露」ってやつだね。
冬場でも日中は日が当たったテントの中はある程度暖かくなるし、テントの中は人が発する呼気や汗に含まれる水分などでいっぱいになるため、夜間に急激に気温が下がるとどうしても結露してしまうんだ。
これを防ぐには換気を良くして水分をテント内に留まらせないことが一番。
我が家のワンポールテントは上部にベンチレーター(通気口)がついているし、インナーとフライシートの2重構造なのでインナーに結露は起こりにくい。
結露してできた水滴もテント形状に沿って下まで流れやすそうだし、ワンポールテントって結構冬キャンプに向いているのかも?
多少の結露はどうしても起こるので、割り切ってしまうのも手。
凍っていなければサッと拭き取って、あとはお日様が乾かしてくれるのを待とう♪
4.場内の施設、設備の利用が制限される場合がある!
冬季は運営自体をしていないキャンプ場も多く、運営していても部分的に水道やトイレが使えないなんてケースもある。
例えば有名な道志の森キャンプ場はこんな感じ↓
今年は今月13日〜4月下旬頃まで止水します。
上記の期間では水洗トイレが使用できません。簡易トイレを設置します。
水場は2ヶ所で利用できます。
よろしくお願いします。— 道志の森キャンプ場 (@doshinomori) November 8, 2017
そのため、事前にしっかりと情報収集をして何が必要か確認しておくことが大切。
5.雪が降ったら設営も撤収も難易度が数段上がる!
雪が積もるとテントやタープは雪の重さに耐えられなきゃいけないし、乾かすことすらままならない。
子供がいる場合も、雪遊びができるというメリットに対してちょっとリスクが大きすぎるかも・・・。
まぁこれに関しては天気予報やライブカメラなどをチェックして”雪がない日”や”雪がないキャンプ場”を狙えば問題ないんだけどね(笑
6.キャンプ場周辺道路の凍結や通行止め
冬季ともなれば山間部の道路は雪が積もったり凍結していることもあり得る。
そのため必ずスタッドレスタイヤやチェーン等を装着し、慎重かつ安全な運転を心掛けたいところ。
ホイールとタイヤのセットを夏用、冬用それぞれ用意しておけば、過去に紹介した通り自分でスタッドレスタイヤに履き替えることも可能。
ただでさえキャンプの際は人や荷物をたくさん積んで普段よりブレーキが効きにくくなることが多いので、いつも以上にスピードを出しすぎないように注意しよう。
またいくらスタッドレスタイヤを装着していても、新雪が降り積もった圧雪されていない坂道を登るのはかなり困難。
がっちり冬キャンプに行く人、秘境を目指す人はチェーンも用意しておく必要がある。
スタッドレスタイヤやチェーンを自分で探す場合は、タイヤの側面に記載されたサイズから適合するものを探そう。
例:「155 65 R14 スタッドレス」など。
そもそも冬季はマイカー規制等によって通行が禁じられる区間もあるため、冬キャンプは出発前に十分にルートを確認しておこう。
冬キャンプにおすすめな便利な防寒グッズ!
デメリットを見てもらえばわかる通り、冬キャンプでまず優先しなければいけないのが寒さ対策。
そこで、今回はキャンプ場でも使える便利な防寒グッズをいくつかピックアップしてみたぞ!
是非参考にしてみてね♪
”酸化熱”を用いた防寒グッズ(カイロ類)
まさに定番中の定番。
野外で防寒と言えば真っ先にカイロを思い浮かべる人が多いんじゃないかな。
インナーの上に貼り付けて、その上からアウターを着込めば効果はバツグンだ!
使い捨てカイロは鉄の”酸化熱”を利用する使い捨てが一般的だけど、ZIPPOからオイルを燃料とする「ハンディウォーマー」と呼ばれる製品も出ていて、こちらは繰り返し使えるという優れもの。
”酸化熱”を利用する点は同じだけど、使い捨てカイロと比べて持続力があり、半日以上も暖かさを保ってくれるうえ、使い捨てカイロより断然暖かい!
但し貼って使うなどの用途には向かないので、適材適所ってことで。
ガスを用いた防寒グッズ(ヒーター)
お次はガスを燃料とするハンディタイプのヒーターをご紹介♪
カセットボンベ缶が使えるもの、アウトドア缶が使えるものがあるので、普段のキャンプスタイルに合ったものを選択しよう。
小さな子供がいる場合は火傷に注意。
USB電源を用いた防寒グッズ(ストール等)
USB電源を用いるため過剰な暖かさは期待できないものの、使い方次第では冬キャンプの大きな味方になってくれる。
車に常備したりオフィスで使用したりといった、キャンプ以外の用途でも使えるのがうれしい。
その他にもUSB電源を用いたグッズはカイロタイプや手袋タイプなどいろいろあるぞ♪
キャンプ場で使用する場合は、合わせてモバイルバッテリーも用意する必要があるので注意。
参考記事【キャンプにもおすすめなモバイルバッテリーとその活用方法♪】
その他の防寒手段
いろいろな防寒グッズがあるけど、単純に着込めばそこそこ暖かくなるもの。
アウター以外にも、ニット帽や耳当て、マフラーに手袋、ヒートテックのようなインナーや保温タイツなんかも効果的だし、スニーカーよりはブーツの方が暖かい。
ドッペルギャンガーから着る寝袋が販売されていたこともあったけど、すでに生産終了しているのが残念。
寝る際は昔ながらの「湯たんぽ」なんかも有効。
キャンプ場とはいえガスバーナーさえあればお湯を作るのは簡単なので、お手軽さという意味では使えるアイテムなんじゃないかな♪
直火加熱OKなタイプだとガスバーナーや焚き火台でそのまま温められるので便利。
あとはフライシートの裾にスカートを取り付けるのも冷気をシャットアウトするという意味で効果的らしい。
この辺は次のキャンプで試してみるよ♪
初めての実践投入↓
スカートの作成方法等、詳細はこちら↓
あとがき
冬のキャンプはいわゆる”マッチポンプ”の嵐!
寒いから焚き火が楽しくて、寒いから温泉も気持ち良い。
苦労が多いから達成感もある(笑
というか、もともとキャンプは不便を楽しむもの!(あと”俺の城”感を楽しむもの)
ただ、子供たちが「巻き込まれた」と思わないよう、冬キャンプに向けていろいろと準備が必要なのも確か。
今回挙げた寒さ対策も是非参考にしてみてね♪
実際に経験して気付いたことがあればまた記事にまとめます!