富士山の西側、朝霧方面には魅力的なフリーサイトのキャンプ場がたくさんあるよね。
例えば有名どころだと「ふもとっぱら」や「朝霧ジャンボリー」、本栖湖の湖畔「洪庵キャンプ場」や「田貫湖キャンプ場」などなど。
しかしフリーサイトのキャンプ場の場合、いざ行ってみたら満員で入場できなかったり、入場できても十分なスペースが確保できなかったりといったリスクがつきもの。(一応ふもとっぱらや朝霧ジャンボリーは予約制の入場制限あり)
特にトップシーズンや三連休などは、実際に行ってみてダメとなったら、そこから第二候補のキャンプ場に行って間に合うかどうかもかなり難しい。
最悪、入れるキャンプ場が見つからなくてその週末が台無しになる可能性だってある・・・。
でもおーたんは知っている。
ふもとっぱらのすぐ隣にある林間キャンプ場「富士オートキャンプ場 ふもと村」。
ここが圧倒的な穴場だということを!
今や3連休はどこのキャンプ場も激混みが当たり前!
久しぶりとなった今回のキャンプ、当初は本栖湖の湖畔にある「洪庵キャンプ場」を訪れる予定だった。
洪庵キャンプ場の会場は8時なんだけど、早めに行くことで並んで待つことができるんだよね。
「第12回│シーズンインは本栖湖でゆるキャン!?in洪庵キャンプ場」より
↑こんな感じ。
この写真は2018年4月に訪れたときのものだけど、このときは7時ちょっと過ぎに到着して3台目だったんだよね。
・・・一応今回は当時より「ゆるきゃん△」の影響もあって混んでいるかもしれないと思い、早く出たんだよ。
到着したのは前回よりも早い6時半。
しかし、なんと既に多くの車が列をなしており、スタッフから一言。
「洪庵キャンプ場にはもう入れません!」
どうやら先日の台風19号やその後の豪雨の影響がまだ残っており、湖の水位が上がったことで湖畔サイトの1/5程度しか使えない状態なんだとか。
それでも「11時まで待てばチェックアウト組と入れ替えで入れるかもしれない」とのことだけど、確実とは言えない様子。
代わりに同列経営の「洪庵テント村」を紹介してもらうも、話と違って全く空いておらず・・・↓
奥まで行ってUターンする車続出。
道が狭すぎて全然すれ違えないし、場内から脱出するだけでかなり疲れた・・・笑
まぁでも結果的には残念ながら利用しなかったけど、誘導してくれた洪庵キャンプ場のスタッフさんには感謝です。
さて、普通ならここで途方に暮れるところだけど、おーたんは違った。
我が家は知っている。
富士山の西側には「富士オートキャンプ場 ふもと村」という超穴場的かつ超高規格のキャンプ場があることを・・・!
今回は林間サイト狙いで洪庵キャンプ場をチョイスしていたので、林間天国(?)のふもと村はかえって都合よし!
というわけで早速電話したところ、空きがあるうえに「もう来ても大丈夫」とのこと。
超良心的!
だって、このとき時間はまだ7時15分頃(笑
ふもと村は本来13時チェックインだと思ったけど・・・ありがたい申し出に甘えてしまいました。
結果めちゃくちゃ得した!本当にありがとうございます!
かくして我々は「ふもとっぱら」の入場待ちの長蛇の列を横目に、早速ふもと村に向かったのであった。
気分はディズニーランドのファストパス。
穴場的有料キャンプ場ふもと村に到着!その魅力とは?
ずばり、ふもと村には3つの魅力がある。
魅力1.穴場!
一つ目の魅力は「穴場」であること。
その理由はやはり「富士山のふもとにありながら富士山が見えない」という点に尽きるだろう。
遠方から来た人は富士山を望めるキャンプ場、特に「ふもとっぱら」や「朝霧ジャンボリー」などに流れるため、キャンプブーム真っ只中の現在もそれなりに空いている印象が強い。
加えて全65サイトともともと広めのキャンプ場で、今回のように急に電話をしても入れる可能性が高いのだ。
今回も結局ぱっと見で1/2~2/3程度しか埋まってなかったしね。
「いざというときにはふもと村に甘えられる」という安心感から、今回のように洪庵キャンプ場や西湖自由キャンプ場のような場所取り難易度の高いキャンプ場にも思い切ってチャレンジできる。
もちろんこの後紹介する魅力を求めて最初からふもと村を予約するという選択も大いにアリ!
魅力2.高規格!
二つ目の魅力は「単純にキャンプ場としてのレベルが高い」ということ。
穴場であるにも関わらず、ハッキリ言ってそんじょそこらのキャンプ場より圧倒的に質が良い。
まずゴミは何でも捨てられる。
なんと乾電池さえ捨てることができるのだ↓
生ごみや灰程度ならともかく、ここまで許されるキャンプ場はなかなかお目にかかれない。
施設もかなりきれい。
早足になるけど写真で簡単に紹介するね。
トイレは場内に2ヶ所。
男子用は小便器と大が2つで、大は洋式とと和式が一つずつ。
女子トイレにも和式があるらしい。
お隣にはコインシャワーが完備。
汚れやにおいを落としたり、温まったりといった必要最低限の要望に応えてくれる。
反対側を見ると鏡付きの洗面台。
トイレと同じ空間だけど、開放感があってとても清潔感がある。
同じ屋根の下にコインランドリーも完備。
炊事棟は場内1ヶ所のみだけど、蛇口の数は18個とかなり多い。
先ほどのゴミ捨て場もこの炊事棟の中にある。
生ごみ、燃えるごみ、ペットボトル、ビン、カン、ガスカートリッジとなんでもOK。
炊事棟は22時から6時の間は騒音防止のため使用しないでほしいとのこと。
受付の中には簡単な売店スペースも。
調味料やお菓子がメイン。
炊事棟の横には自販機もある。
炭・灰捨て場は場内に複数点在するので、焚き火の後片付けも楽。
スタッフさんもみんな感じが良く、悪いイメージを持ったことは一度もない。
初心者キャンパーにもかなり自信を持っておすすめできるキャンプ場だ。
この他豊富な散策コースもあるぞ。
魅力3.広々区画サイト!
三つ目の魅力は「区画サイト型のキャンプ場」だという点。
区画サイトかフリーサイトか、これは一長一短だけど、やはり今回のように予定が狂った際に受け入れてもらえるかどうかは区画サイト型のキャンプ場の方がハッキリしやすい。
1区画でも空いていれば、ある程度の広さと快適なキャンプが楽しめることが保証されるのだ。
しかも1区画がゆったり広め!
今回利用したサイトもDODのビッグワンポールテント+リビングスペース+焚き火スペース+車+α 程度の広さがあり、レイアウト次第ではカマボコ型の大型テントなども設営できそう。
念のため大型テントを用意する場合は予約時にサイズを伝えておいた方が良いかもしれないけど、一般的なサイズのテントなら狭く感じることはないはずだ。
少なくともおーたんが知る区画サイト型のキャンプ場の中では、ふもと村がもっともスペース的に余裕のあるキャンプ場だと思う。
あ、伊豆の「夕日ヶ丘キャンプ場」も広かったな。
「沼津市 市民の森」も広めだけど、あそこは境界がちょっとあやふやな感もある。
お隣のふもとっぱらがギュウギュウ詰めでも、全サイト区画されたふもと村なら場所取りのストレスから解放され、かつスペース的に不満を感じることもない。
ふもと村に向かう際はふもとっぱら沿いの道を走ることになるけど、その混雑具合を見ればなぜかお得感と優越感が湧いてくるのだ。
もちろんふもとっぱらも大好きなんだけどね(笑
林間キャンプ場ゆえのメリットとデメリット
逆に注意したいのは「林間キャンプ場」であるという点。
もちろん林間キャンプ場であることにはメリットもたくさんある。
原っぱのサイトよりも自然を身近に感じられるし、木々が日光を遮ってくれるから夏場は涼しく、タープを張らなくても快適。
しかし、これらも季節によってはあだとなる。
今回の週末は気温が非常に下がり、ふもとっぱらのような日当たりの良いサイトであれば快適でも、林間のふもと村はかなり寒く感じることに。
またもう少し暖かい季節になると、今度は虫対策を厳重に行う必要がある。
とはいえ、ふもと村の区画サイトは地面に砂利が敷き詰められたように整備されており、草むらや枯葉の上に設営することにはならないのでご安心を。
天気が悪くなってもぬかるむことはなさそうだし、イスやテーブルも安定しやすい。
涼しくなってくれば虫もさほど目立たなくなるので過度な心配はご無用。
サイトの周りには木がたくさん生えているので、養生すればハンモックなんかも設置しやすい。
使い勝手の良い整備と自然との調和が違和感なくなされているのだ。
林間サイトならではのキレイな木漏れ日も是非一度体験してもらいたいところ!
やはり一番気を付けたいのは、前述の通り「富士山のふもとにありながら富士山が見えない」という点。
これはふもと村においてある意味最大のポイントで、ゆえに穴場として成り立っているとも言える。
おーたんはどちらかといえば地元民で富士山は見慣れているため、これは全然デメリットにならず、穴場としての恩恵を100%受けられるのだ。いいだろ。
その他、注意点はこちら↓
林間のふもと村はのんびりキャンプが最高にマッチする!
今回は先述の通り特例で7時半にチェックインさせてもらえた。
サイトは特に指定せず、割り振られたのは33番のサイト。
林間サイトだけあって木が多く、自然と隣のサイトとの距離が確保されている。
このプライベート感と解放感の絶妙なバランスは林間サイトならでは。
ペグダウンを含めて5m四方くらいのスペースが必要なビッグワンポールテントも易々と設営可能。
車をサイト内に停めてもまだ十分なスペースがあり、かなり広々とした印象を受けた。
上の写真の手前側を焚き火スペースに↓
写真じゃ伝わりにくいかもしれないけど、やっぱり区画サイトとしてはかなり広い方だと思う。
今回は特に何をするでもなく、久しぶりのキャンプをまったりと満喫した。
上の子ももう小学二年生。
いつの間にか率先して料理のお手伝いをしたがるお年頃です。
左手から「おっかなびっくり感」がビシビシと伝わってくるぜ。
ちなみにお昼ご飯はパエリアでした。
なお、下の子はまだこんな感じ↓
さて、今回のキャンプ、先述の通りとにかく寒かった!
林間だからということもあるけど、もう11月だもんね。
そりゃ冷えるよね。
そんな中、ユニフレームのファイアポットが大活躍。
見よ!この火柱を!!笑
とにかく火力が高く、一般的な焚き火台と違って地面近くにも熱が届くので、暖を取るには最適。
最初はお肉↓を焼くために「ファイアグリル」を使っていたけど、ファイアポットの方が断然暖かい。
そういえばキャンプにブロック肉を持ち込まなかったのは久しぶりかも。
やっぱりブロック肉の方がジューシーな感じになるから好みなんだけど、たまにはこういうのもいいね♪
特に左の味付カルビは97円/gと激安なんだけど、子供ウケも良かった。
右のカルビはバラだけど、ブロック肉と同様、塩コショウと醤油につけてから焼くスタイル。
焼肉のタレを使わなくてもうまい!
でも量が多すぎたので、半分くらいは次の日におうちで食べました(笑
なお、ふもと村は全サイト砂利状の地面になっているけど、直火は禁止なので注意しよう。
針葉樹の枯葉は燃えやすく、万が一火が移ると取り返しのつかないことになりかねないので、火を扱う際は細心の注意が必要だ。
もともとチェックアウトが10時と早めな洪庵キャンプ場に行く予定だったので、朝はさくっと朝ごパン。
ふもと村も11時チェックアウトで3連休の真ん中ということもあって時間厳守だったので、結果良かったかな。
さいごに・・・
実は今回、ちょっとだけふもとっぱらもお邪魔しちゃいました。
というのも、過去のふもとっぱらキャンプ(第9回と第11回)でお会いしたファミリーが偶然ふもとっぱらに来ていることをインスタで知ったから!
連絡してちょっとだけお邪魔させてもらいました。
今回でお会いするのは3回目。
初めて会ったときは4年生と2年生だったお友達も、もう6年生と4年生!
前回までは人懐っこさ全開でグイグイ来ていた下の子がおとなしくなっていて、ちょっとさみしくなってしまいました(笑
よその子の成長ってなんで早く感じられるんだろうねぇ。
でも子供同士は久しぶりにも関わらず一緒に遊んでいて、すごいなぁ。
歳も離れてるのに。
おーたんのところには代わりにワンコがすり寄ってきてくれました。かわいいやつめ。
今回はなんと双子の赤ちゃんを連れての初キャンプとのことで、夜泣きに大苦戦したみたい。
実は我が家も来年の2月頃にもう一人仲間が加わる予定なんだけど、夜泣きかぁ・・・。
上の二人が全然手がかからなかったから想像もつかないというか、全く想定していなかったなぁ。
というわけで、しばらくキャンプライフはちょっと控えめなものになりそうです。
子供が産まれる前にもう1回くらいはキャンプに行けるかな?
・・・あー!
せっかくふもとっぱらに行ったのに新しい炊事場を覗いてくるの忘れた!!